アンモナイトの部屋
No3
アンモライト(プラセンチケラス)

1908年、カナダ地質調査隊の一員がアルバータ州のセント・メリーズ河に沿って、アンモナイト
の鉱化した化石を発見。1981年に高品質のアンモライトを発見し、正式に宝石として認定され
「アンモライト」という名称を与えられているそうだ。青色のアンモライトは希少価値があるら
しい。アンモライトの成分は主に真珠の成分になるアラゴナイト(一種のカルシウム炭酸塩)。


アンモライトはイリデッセンスを示す(虹色に輝く)アンモナイトの殻。厚さは 0.5 〜 0.8mm程度し
かなく、ひび割れは温度変化などによる風化作用で生じた。霰石を主成分とする薄い層が積み
重なった内部構造を持っており、薄層による光の干渉現象によって虹色に輝いてみえる。
白亜紀(1億4600万年前から6500万年前まで)の頃、産出地は海の底で、アンモライトになった
のは、白亜紀後期に生息していたプラセンチケラスと呼ばれる種類のアンモナイト。