地学巡検
     ・鵜沼の放散虫チャート
     ・日本最古の石
     ・火道角礫岩
     ・平岩鉱山の蛍石
10:30岐阜県 鵜沼にて放散虫チャート採集
8:30  津高校出発
赤チャートが一面に広がった河原で、観察と採集です。きれいな層状チャートが、観察できました。
採集した赤チャート
 赤色チャートは酸素が豊富にあり赤鉄鉱を微量に含みます。
放散虫が見えるらしい青っぽいチャート
 灰色や黒色チャートは酸素が少なく有機質泥や黄鉄鉱を含むものです。写真では確認しにくいけれど、日光が当たると黄鉄鉱がキラキラ小さく光ります。
11:30 日本最古の石博物館見学・昼食
 日本最古の石発見現場を見学に行くので実物を目にやきつけて出発です。
 この売店で岩塩を購入しました。岩塩を劈開面に沿って、カッターナイフと金槌で割ると、美しい立方体の完成です。
花崗片麻岩の年代
 上麻生礫岩には、花崗岩起源の片麻岩と砂岩起源の片麻岩とが含まれています。年代測定の結果、花崗岩起源の片麻岩は20.5億年前に花崗岩として誕生し、その後、約17億〜16億年前に、砂岩とともに変成作用を受けて、珪線石やザクロ石を含む片麻岩にうまれ変わったことがわかりました。
12:30 日本最古の石 発見現場見学
片麻岩を、発見しました。博物館で目にやきつけたあの変成岩です。
 道路脇に標識発見!
下に降りていきます。
 周囲の岩石は、変成作用の激しさを物語っているようです。
飛水峡 時間に余裕があったので、ポットホール群見学。
13:30 火道角礫岩見学・採集
 また、河原です。
 迫力ある火道角礫岩がすぐ確認できました。
 火道角礫岩は、地下のマグマが地表に向かって上昇する際にその通路の周囲にあった岩石をいっしょに巻き込み,それらが火道を埋めてできたものと考えられています。
14:30 上之保村 平岩鉱山にて蛍石採集
 舗装された道ですが、木が倒れていたりと、少し奥深い鉱山跡です。
 この中の石を探したり、割ったりです。
 採集してきた蛍石に紫外線を照射してみました。紫外線を照射すれば励起して蛍光を発するはず です。
 津高校到着  
帰路へ
青白く光りました。内心ホッとしました。採集中に釘で硬度を調べるのですが、あれ!?硬い!と。


蛍石の硬度 4
釘の硬度  5.5